択捉島・紗那 新しい中等学校が開校 児童生徒360人が学ぶ

新学期がスタートした9月1日、択捉島リリスク(紗那)では、1年生から11年生まで360人の児童生徒が学ぶ新しい中等学校が開校した。3 階建ての校舎はクリリスクの中心部、ギドロストロエフスカヤ通りに建てられ、面積は3,500㎡以上。コンピューターサイエンス、物理学、化学、生物学、テクノロジー言語学習室など最新の設備を備えた教室を備えている。低学年用の寝室、遊び場、英語レッスン、コンピュータークラスが設けられている。また屋外にはランニングトラックのあるスタジアム、ミニサッカーやバスケットボールコートも整備された。開校式に出席したサハリン州政府のウラジミール・ユシチュク副首相は「今日は素晴らしい日、新しい学校で新学期が始まる日だ。これはクリリスクの人々にとって真に歴史的な出来事といえる。子供たちが中等教育で十分な知識を得て、その後大学で学び、そして愛する故郷の島に戻ってくると確信している」と挨拶した。クリル地区のロコトフ市長は「新しい学校の開校は、島の最近の歴史の中で最も重要な出来事だ。新しい住宅や公共の庭園、そして学校…択捉島に新しい施設が出来るたびにいつも嬉しく思う。400人の島の子供たちがハイテク教育施設の机に座ることになるが、100万の大都市では必ずしもそうであるとは限らない」と述べた。校舎は連邦プログラム「クリル諸島社会経済発展プログラム」と国家プロジェクト「教育」の枠組みの中で建設された。同じプロジェクトの一環として、昨年レイドヴォ村(別飛)にも新しい学校が建設されている。(astv.ru 2023/9/1)

 

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