北方領土・貝殻島の灯台にロシア国旗やイコン、十字架が設置され、灯りが点灯したことについて、ロシア側の関係者はロシアと日本の国境を明確に示し、クリル諸島(※この場合、北方四島)がロシアの領土であることを強調する取り組みだったと、語った。以下、サハリン・クリル通信より。「12人のロシア海軍遠征隊がシグナリヌイ島(貝殻島)に「カザンの聖母」の聖画像(イコン)をもたらした。これに先立ち、小クリル列島(歯舞群島・色丹島)の最南端に位置するシグナリヌイ島にはロシア国旗が掲げられ、古い灯台に信号灯が灯された。ロシア正教ユジノサハリンスク・クリル教区のニカノール司教は「シグナリヌイ島の灯台に兵士たちが日本に向けてイコンを設置する予定だ。私たちの隣人たちに、ここがロシアの土地であることを知らせるためだ」とコメントした。(※十字架とイコンの設置前に取材した映像を今になって放送したため、「予定」になっている) 文化歴史センター「ヘリテージ」極東支部のミハイル・グゼンコ氏は「この島は地理的に日本の海岸に最も近い場所だ。十字架とイコンの設置は、クリル諸島がロシアに属し、ここが両国の国境であることを示すものだ。この十字架は目に見える敵と目に見えない敵から身を守るだろう」と強調した。(sakhonline2023/9/5)
YouTube
作成した動画を友だち、家族、世界中の人たちと共有
コメント