択捉島・紗那 新刊本『私たちは普通の日本人と一緒に始めました! (クリル諸島1945 – 1950)』のプレゼンテーション開催

択捉島リリスク(紗那)の市立図書館で6日、アナトリー・サモリュクさんの新刊本『私たちは普通の日本人と一緒に始めました! (クリル諸島1945 – 1950)』」«Начинали вместе… с простыми японцами! (Курильские острова: 1945 – 1950 гг»を紹介するプレゼンテーションが開催された。主催したのは島の歴史を研究している古からの住人タチアナ・ヴァシリエワさん。会にはサモリュクさんの妻リュボフさんも出席し、出版のきっかけや資料を集めから出版までの苦労話を披露した。この本はソ連の人々によるクリル諸島(北方四島を含む千島列島)開発の最初の数年間をテーマにしている。この時期のことを書いた本はほとんどない。この作品の価値は、その歴史的正確さにある。その時代からそれほど時間が経っていないにもかかわらず、私たちは事実の歪曲、あらゆる種類の神話、そして完全な捏造に対処しなければならないことがよくある。アナトリー・サモリュクさんはアーカイブや博物館の研究資料等にある党会議の議事録、CPSU(ソ連共産党)メンバーの個人ファイルなどを引用し、事実を丁寧に追っている。1940年代後半から1950年代初頭の島民の生活に関するクリル住民の思い出と写真は、読者の注目を集めずにはいられないだろう。サモリュクさんの新作は図書館で読むことができるほか、市内の書店で購入可能だが、発行部数が極めて少ないことに注意する必要がある。(「赤い灯台」テレグラム2023/9/8)

エレーナさんが写っています。お元気そうでよかった

 

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