ロシア天然資源省は8月1日、植物レッドデータブックの掲載リストを改訂した。種の存続に対する脅威が減少した102種の植物がリストから除外された一方、保護が必要な165種を新たに追加した。最新リストには合計741種が掲載されており、国後島のクリル自然保護区から74種、色丹島と歯舞群島の保護区から44種が含まれている。国後島、色丹島、歯舞群島の南クリル地区に生育する種のうち、主に地衣類8種が新たにロシアのレッドブックに追加された。また、国後島の保護区で生育する絶滅危惧種のリストは8 種から 10 種に増加した。このうち、ロシアでは国後島だけでしか生育しないホオノキ、ウダイカンバ、オオバボダイジュ、ハウチワカエデ、フタリシズカの5種が含まれている。以前のリストは2005 年に作成された。(サハリン・メディア2023/9/14)
ハウチワカエデ
ホオノキ
ウダイカンバ
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