ロシアの生物学者アレクサンドル・マルティノフ氏とタチアナ・コルシュノワ氏がウルップ島近海で新種のウミウシを発見した。星座のような美しい体色から「ディアフォレオリス(ウミウシ)・ズベズダ(星)」と名付けられた。発見に関する記事は、権威ある科学誌「Canadian Journal of Zoology」に掲載された。2人はロシア地理学会とロシア国防省が実施した千島列島の総合調査「東の要塞–クリル諸島」の遠征に参加し、ウルップ島近海でのスキューバダイビング中、水深20mで新種を発見した。科学者たちは新種の詳細な形態学的および分子的研究を実施し、その最も近縁な種が太平洋ではなく北大西洋に生息していることを発見した。新種の発見は科学的な成果であるだけでなく、原始の自然と多くの希少な固有種の動植物が保存されているクリル諸島の生物多様性を改めて証明するもので、科学者らはクリル諸島に陸上と海洋の両方の生態系をカバーする本格的な自然保護区が創設されることへの期待を表明している。(astv.ru 2023/9/26、ロシア地理学会ウエブサイト)
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