北方領土問題に関心持って! 帯広でパネル展

北方領土問題への関心を高めてもらおうと、北方領土の歴史や自然を紹介するパネル展が、30日から帯広市で始まりました。このパネル展は北方領土の元島民らで作る「千島歯舞諸島居住者連盟」の十勝支部が開き、会場の帯広市役所には、北方領土の歴史などを伝えるパネル30枚が展示されています。このうち北方領土の自然を紹介するパネルは、択捉島散布山国後島の爺爺岳など、各島のシンボルとも言える山などを紹介し、豊かな自然環境を伝えています。また、北方領土を望める根室地方の各展望施設を地図入りで紹介し、実際に自分の目で北方領土を見て問題を身近に感じてほしいと呼びかけています。千島歯舞諸島居住者連盟によりますと、十勝支部の会員は高齢化などの影響で元島民19人を含む42人と、最盛期の1998年に比べて3分の1以下に減り、学校などで語り部活動を行う人も4人しかいないということで、今後北方領土返還運動の後継者をどのように育て、運動を継続していくかが課題となっています。択捉島出身で帯広市に住む安田愛子さん(83)は「若い人が興味を持って何かしなければならないという思いはあるので、多くの人にパネル展を見に来てほしいです」と話していました。パネル展は11月4日まで行われたあと、幕別町中札内村などを巡回する予定です。(NHK北海道 NEWS WEB 2023/10/30)

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