クリル自然保護区が国後島のヒグマ個体数調査 今年は87頭、サケの遡上が多い北部地域に集中

クリル自然保護区は、国後島の保護区内にあるサケの産卵河川におけるヒグマの個体数調査を完了した。保護区北部のチャチンスキー地域で59頭、南部のアリョヒンスキー地域で28頭の合わせて87頭のヒグマを確認した。2022年は89頭で、2つの地域のヒグマの生息数は北部48頭、南部41頭と均衡していたが、今年は北部に偏っていた。クリル自然保護区の研究者セルゲイ・ステファノフ氏は「今年の国後島南部では産卵場所に遡上したサケの数はわずかで、ヒグマの移動に影響を与えた可能性がある。よりサケが多い川がある島の北部(チャチンスキー)でサケを捕食する動物がより頻繁に見られるということだ」と話している。今年の調査はカラフトマスの大量回遊とシロザケの産卵時期に合わせて8月24日から9月26日まで実施した。河口から少なくとも1kmの産卵河床を調査し、カメラトラップを使用してヒグマの痕跡を記録した。科学部門がそれらのデータを統計処理した。カウントされたヒグマの数は、河川の産卵場所の全長に応じて再計算し、得られた動物の数に、保護地域の産卵場所の外で、調査期間中に遭遇した個体の数を加えた。(サハリン・メディア2023/11/11)

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サケを捕獲したヒグマ(カメラトラップの映像)

白いヒグマ

ヒグマが走る速度は時速40~60kmに達する

 

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