択捉島を管轄するクリル地区のワディム・ロコトフ市長が辞意を表明した。16日、同氏は地区議会議員らによって事実上、その職を解任された。新しい市長が任命されるまで、アンナ・オスキナ第一副市長が行政の長を務める。ロコトフ市長の任期は2024年2月までだったが、11月30日をもって辞職することになった。ロコトフ市長は9月末に辞めることになっていたが、最後の瞬間に、何らかの理由で職にとどまることになった。その背景に、18億ルーブルをかけて内岡から高級ホテル「ヤンキト」までの4km間に道路を建設する入札を実施し、成功させたことが関連しているとみる向きもある。建設費は地区予算から賄われることになっていた。街中に未舗装の道路がたくさん残っている中で、なぜ市長は郊外にある高級ホテルへ通じる道路整備を優先したのか。Citysakh.ru通信は市長に質問状を出した。法律によれば、7日以内に回答しなければならない。さらにCitysakh.ru通信は地方検査庁に対して入札が適正に実施されたのか調査するよう要請した。(citysakh.ru 2023/11/17)
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