ロシアの大手通信会社ロステレコムは15日から、10月に択捉島と国後島間で事故のため断線した海底ケーブル(光ファイバー)の修理作業を開始した。作業は12月29日に完了する予定だが、その間、衛星通信に切り替わるため、インターネットサービスの品質が著しく低下する。10月7日夕方に発生した断線事故は停泊中の船舶が海底ケーブルを損傷させたことが原因と考えられている。12日には、無傷だった2本の光ファイバーを介して通信は部分的に回復していた。修理作業中、国後島と色丹島は衛星通信を利用することになり、容量が限られることから、インターネットの通信速度は低下するものの、ソーシャルネットワークやメッセンジャーでの通信、電子メール、政府サービスポータル、決済サービスの利用には支障はないという。また、両島の住民はデジタル放送の「チャンネル 1」、「ロシア 1」、「NTV」、「チャンネル 5」、「文化」、「ロシア 24」、「 カルーセル」、「OTR」、「TVC」、REN-TV、TVC、STS、ホーム、スター、MIR、TNT、Muz-TV、マッチ、TV 3、「フライデー」も視聴可能という。長距離および地域内電話通信、112 番など緊急通報は引き続き機能する。島内のすべての社会的に重要な組織(学校、幼稚園、病院、派遣サービス、社会保護施設、民事登録局、検察庁、ロシア郵便、空港、銀行などにもインターネットが提供される。(astv.ru 2023/12/12)
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