【中標津】第40回根室管内北方領土学習研究大会が、町立計根別学園で開かれた。北方領土について学ぶ授業が公開された。(北海道新聞根室版2023/12/18)
管内の教職員らでつくる根室管内北方領土学習研究会などの主催で13日に行った。6年生の授業では、北方領土問題の課題解決のためにできることを考えた。ロシアとの交流を活発にするために「日本の文化を知ってもらうべきだ」との意見や、元島民の高齢化を踏まえ、「体験談などを継承してインターネットで広める」などのアイデアが出された。今後の授業で考えを深め、解決策の発信方法も検討するという。8年生の授業では、日本の領土であることを条約など歴史的根拠を示しながら生徒たちが発表した。
講評で根室教育局の渡辺祥太指導主事は「子供たちが自分事に捉えて関心を高めるため、元島民の思いを直接聞いて感じる学習もやってみては」と提案した。(野口今日子)
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