外国アナリストの報告によると、サハリンで産出されるソコル原油を含むロシア産原油の供給を巡るインドとロシアとの協定は前向きな結論が出ず、原油を積んだタンカーは新たな着岸地を探すことを余儀なくされている。ブルームバーグは先月、ロシア産原油1,100万バレルをインドに輸送していたタンカー計14隻がコースを逸れたり方向転換したり、デジタル追跡システムに位置を知らせる装置の電源を切ったりしたと報じた。タンカーの異常な行動の兆候は、米財務省がロシアの石油貿易業者と国有海運会社ソフコムフロットに対して最大規模の制裁を課したわずか数週間後に現れたと指摘している。ブルームバーグは以前、12月のロシアのインド向け原油出荷量が1年ぶりの最低水準に落ち込み、この減少は西側諸国の制裁強化による支払い問題によるものだと指摘している。これに対しインド当局は報道を否定し、供給量の減少は魅力のない割引によるものだとしている。(citysakh.ru 2023/1/6ほか)
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