昨年12月、択捉島とウラジオストクを結ぶ直行便が開設されたが、飛行場がない色丹島の住民たちがウラジオストク便に接続できるよう色丹島—択捉島間にヘリコプター便を導入するようサハリン州政府に求める署名活動を行っている。択捉島—ウラジオストク便は70人乗りのDHC-8を使用。択捉島発が毎週水曜日、ウラジオ発が同木曜日に運航されている。色丹島の住民は「サハリンを迂回し、択捉島から本土のウラジオストクへ直接行けるこの便は多くの住民にとって重要だ」とSNSで訴えている。一方で、気まぐれな島の天候から、疑問視する人もいる。「事前にチケットを購入することは大きなリスクだ。時間通りに択捉島の空港に到着できず、チケットを無駄にする可能性がある。この場合、オーロラとタイガ(航空会社)が次のフライトまでの1週間、ホテル滞在を補償してくれる可能性は低い」–。サハリン州のリマレンコ知事は、島々での小型航空機の開発を優先事項の一つと考え、地域における交通アクセスの改善に向けた取り組みを継続する必要があると述べている。リマレンコ氏がまだ知事代理だった2019年2月には、色丹島と択捉島をヘリコプターで結びつける試みが行われていた。(citysakh.ru 2024/1/18)
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