「択捉島の中心地クリリスク(紗那)は小さなスイスのようになっている。道路の脇や空き地には雨上がりのキノコのように雪山が出来ている」–。地元紙「赤い灯台」は「島の中心街は年初から除雪されているが、これは地元企業ギドロストロイ社が善意で行っているもので、同社は今年度の行政府との除雪契約を結んでいないことが分かった」と報じている。「私はサハリンスカヤ通り11番地に住んでいますが、月曜日には子供を乗せたベビーカーを抱えて病院の門まで運びました。歩道はベビーカーでは通れなかったからです」–住民は激怒している。道路から落ちた雪が歩道や道端に溜まっている。人々は地元の検察庁を含むさまざまな当局に手紙を書いているが、状況は変わらない。住民の怒りにもかかわらず、当局は音なしの構えだ。「赤い灯台」紙は行政府に質問状を提出したが、「これらの問題を直接監督し、執行機関の長を務めている人物であれば、質問に答えるには15分もかからないだろう。しかし、まだ回答がこない」とあきれる。なぜ、択捉島で除雪の契約が締結されなかったのか、地方検察当局は調査すべきだろう。昨年、クリル地区の市長が辞職したため、現在は市長代理が行政トップを務めているが、うまく対処できていない。次の自治体首長が公共事業の管理においてより多くの経験を持っていれば、クリルの住民は幸福になるだろう。たとえば、現在のサハリン州住宅・公共事業大臣で、クリル地区の市長になると噂されているナタリア・クプリナ氏のような人であれば…(citysakh.ru 2024/1/18)
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