ロシアのプーチン大統領は19日、ロシア外務省のニコライ・ノズドレフ第3アジア局長を駐日ロシア大使に任命する大統領令に署名した。国営タス通信が伝えた。駐日大使は2022年11月に前任のミハイル・ガルージン氏が離任して以降、長く空席になっていた。(北海道新聞2024/1/21)
ノズドレフ氏は1971年生まれ。94年にモスクワ国際関係大を卒業し、外務省に入省。日本語が堪能で、2015年から日本などを担当する第3アジア局次長、18年から第3アジア局長を務め、安倍晋三政権以降の対日外交に携わってきた。
ノズドレフ氏は昨年8月に公表されたロシアメディアのインタビューで、ウクライナ侵攻に対する欧米の反ロシアキャンペーンに、岸田文雄政権が「積極的に関与してきた」と批判。近く着任するとみられるが、対ロ制裁やウクライナ支援を続ける日本に対して強硬姿勢で臨む可能性がある。(本紙取材班)
コメント