北方四島の免税特区 新規プロジェクト28件に いまだ外国企業の参入なし

ロシア極東・北極圏開発公社(KRDV)のニコライ・ザプリャガエフ総局長はミハイル・ミシュスチン首相との会談で、クリル諸島(北方四島を含む千島列島)で実施されている国家支援による投資プロジェクトの数が28件に増加したと報告した。総局長は「2022年、クリル諸島で新たな投資プロジェクトを行う投資家に対する法人税を20年間免除する制度が創設されたことで、クリル諸島における投資プロジェクトの数は4倍に増加し、28件になった」と述べた。クリル諸島では、国後島のサーフキャンプや択捉島のグランピング施設など、毎年新しい施設が開設されているが、依然として観光客の需要が供給を上回っている。「島へのアクセスについてはオーロラ航空がほぼ毎日運航している。運賃には補助金があり、季節によってはモスクワからサハリン経由でクリル諸島(※この場合、北方四島)まで2万2,000~3万ルーブルで飛ぶことができる。昨年12月にはウラジオストクとクリリスク(紗那)間に定期便が開設された」と付け加えた。外国投資家はまだ島でプロジェクトを実施していない。(sakh.online 2024/1/31)

 

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