国後島と色丹島に招へいされた専門家のための住宅 150戸不足 

サハリン州の健康開発」プログラムに基づいてクリル諸島(※この場合北方四島)に招へいされた医療従事者たちが困難な状況に陥っている。新しいアパートの建設量が地域のニーズを満たしていないため、彼らは老朽化した危険住宅での生活を余儀なくされている。2019年に色丹島マロクリルスコエ村(斜古丹)に移住した救急隊員は「約束されていた住居は提供されていない。現在、私たちは危険住宅に住んでいる。家賃は8,000ルーブル(プラス公共料金)だが、家賃の補償もない。ここでは一般的な家賃が4万ルーブル以上で、しかも補助がない。適当な住居を見つけるのは困難だ」と語った。最近クラボザボツコエ村(穴にアパートが完成したが、医療従事者が入ることは出来なかった。「私はこの問題を病院長、マロクリルスコエ村長、南クリルの市長、サハリン州保健省に訴えたが、全員が『住居はありませんでした』と回答した」という。これに対して南クリル地区行政府は「合計 42 人の医師と 89 人の医療従事者がこの地区で働いている。このうち 22 人の専門家には公営住宅が提供されている。さらに 37 人の専門家には、民間の賃貸条件でサハリン住宅ローン公社の賃貸住宅が提供された。医療従事者に加えて、教育、文化、スポーツ、警察、軍隊、地方自治体といった他の専門家も住居を必要としている。」と説明した。現在、この地区では賃貸住宅が約 150 戸必要とされていると言われるが、「国後島でも色丹島でも公営住宅や賃貸住宅の建設は進んでいない」と当局は強調した。(astv.ru 2024/27)

国後島の危険住宅

色丹島の危険住宅の内部

2022年に色丹島・斜古丹に完成したアパート

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