駐日米国大使、クリル諸島の元日本人居住者への支援を約束

「故郷に戻れない人たちがいることを忘れてはなりません。私は彼らに、米国が彼らとともにおり、彼らを支援するだろうと伝えた」–ラーム・エマニュエル駐日米国大使はクリル諸島南部(※北方四島)の元島民と面会して、こう語った。タス通信が報じた。(sakh.online 2024/2/9)

「元島民に寄り添う」 駐日米大使 札幌市長と会談

(北海道新聞2024/2/9)

 エマニュエル駐日米大使は8日、札幌市内で報道陣の取材に答え、「北方領土の日」の7日にさっぽろ雪まつり会場で元島民と面会したと明かし「元島民だけが取り残されているのではなく、米国は元島民に寄り添って支援していくと伝えた」と述べた。札幌市役所を訪問し、秋元克広市長との会談後に語った。

 エマニュエル氏は、札幌市中央区さっぽろ雪まつり大通会場にある「北方領土返還要求署名コーナー」で、元島民と対話したと説明。「私たちは家に帰れない人がいることをしっかり記憶しなければいけない」と強調し「彼らが北方領土に帰れることを信じている」と話した。

 秋元市長との会談は冒頭を除き、非公開。市によると、さっぽろ雪まつりや再生エネルギー、次世代半導体製造を目指すラピダス(東京)の千歳市進出などをテーマに話し合ったという。(大矢太作)

 

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