南クリル地区(国後島、色丹島、歯舞群島)の業者が生産し、韓国と中国に輸出される予定だったアブラガニ(54.4トン)から通常の10倍の細菌が検出された。サンプルは、ロッセルホズナゾール(ロシア連邦動植物検疫監督局)沿海地方局の検査官によって採取された。中国と韓国への輸出を申告した製品の品質と安全性を監視する一環として、有毒元素、微生物学的指標、寄生虫その他の基準を含む 24 の指標に準拠しているかを調べた。検査専門家は、原因として輸送条件がきちんと守られていなかった可能性を指摘している。「生きたカニはコンテナで輸送されるが、コンテナ内の水の浄化と酸素の濃縮には厳しい要件が課されている。カニが大量に密集すると、今回のような悪影響が生じる可能性がある。生きたカニを輸送するにはその他の条件も遵守する必要がある」と言う。細菌が見つかったアブラガニは生きたまま販売することは出来ず、加熱処理するしかないという。沿海地方から水産物を輸入している主な国である韓国と中国、製品の外観や色だけでなく、微生物学的指標についても厳しい要件を提示している。(astv.ru 2024/2/8)
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