元島民2世が高校で授業 北方領土問題考えるきっかけに

北方領土問題への関心を高めてもらおうと、元島民の2世たちが高校生に島の現状や歴史などを語る授業がオホーツク海側の大空町で行われました。この授業は、次世代を担う高校生たちに北方領土問題への関心を高めてもらおうと、元島民らでつくる「千島歯舞諸島居住者連盟」のオホーツク支部が行ったものです。2月20日は、いずれも歯舞群島志発島の元島民2世で、連盟オホーツク支部の事務局長を務める北村浩一さんと、落語家の三遊亭金八さんが、大空高校を訪れました。授業では北村さんが「ビザなし交流」などで島を訪問した際の写真を見せながら、現在はロシアによるウクライナ侵攻の影響で実施が見送られていて、再開の見通しが立っていない現状を語りました。また三遊亭金八さんは「北方領土とかけましてパソコンとときます。その心は、どちらも『へんかん』が大事です」と領土問題をテーマにしたなぞかけを披露し、ユーモアを交えながら島の返還の重要性を訴えました。2年生の女子生徒は「北方領土問題はひと事ではないと思った。自分も周りの人に伝えていきたい」と話していました。北村さんは「ふるさとは誰にとっても大切なものなので、北方領土問題をひと事ではなく、自分ごととして考えてほしい」と話していました。(NHK北海道 NEWS WEB 2024/2/20)

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