【標津】千島歯舞諸島居住者連盟(千島連盟)標津支部(福沢英雄支部長、96人)の総会が13日、町文化ホールで開かれ、2024年度の事業計画案などを承認した。冒頭で、元島民へのインタビューを収録した町制作の映像が上映された。(北海道新聞根室版2024/4/16)
会員ら20人が出席。福沢支部長はあいさつで、昨年は本州などから修学旅行生が多数来町したとし、「(北方領土問題対策協会による)飛行機代補助などもあり、今年はさらに増加すると予想している」と話した。
上映した映像は元島民の思いを後世に残し、町内外での啓発に活用するために制作。元島民の座談会、子供向けの映像など3種類あり、この日は元島民へのインタビューの一部が10分ほど流れた。谷内和夫さん(70)=歯舞群島水晶島元島民2世の配偶者=は「素晴らしい作品。当時のことをよく知らなくても雰囲気が伝わる」と話した。(森朱里)
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