ロシア政府、北方四島周辺の外国船航行停止を27日まで延長 日本政府は抗議

 ロシア政府が、実効支配する北方四島周辺の海域でロシア船籍以外の船舶の航行を認めない措置を27日まで延長すると日本政府に通知していたことが17日分かった。当初の通知は11~17日までとしていた。日本外務省は同日、「北方領土は日本固有の領土。わが国の立場と相いれず受け入れられない」と改めてロシア側に抗議した。(北海道新聞デジタル2024/4/17)

 海上保安庁によると16日午後9時ごろ、ロシア当局から17日午後8時~27日午後9時まで四島周辺や千島列島付近の海域で外国船舶の無害通航権を停止すると通知があった。ロシア側から理由の説明はなかった。

 国際法上、他国の領海を自由に通航できる「無害通航権」について、沿岸国は自国領海であれば必要に応じて停止することを認められている。(今井裕紀)

根室半島上空から望む北方領土。手前から納沙布岬歯舞群島水晶島志発島多楽島、雪化粧した色丹島=2016年11月(本社ヘリから)

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