択捉島の「2トップ」市長と地区議会議長は女性

択捉島を管轄するクリル地区の新しい市長に決まったアンナ・ヴィクトロヴナ・オスキナ氏の就任宣誓式で、地区議会のタチアナ・ベロウソワ議長は「満場一致であなたに信頼を寄せた議会を代表して、あらゆる物議を醸す問題において常に私たちの地区住民の側に立ってほしいと願っています。これから非常に困難な仕事が待っていることは承知していますが、あなたが対処することに少しの疑いもありません」と祝辞を述べた。また、サハリン州政府のエカテリーナ・シドリーナ内政局長は「サハリン州政府を代表して、市長の職に就かれたことを心よりお祝い申し上げます。クリル地区の議員と住民は、サハリンの真珠であるこのユニークな地区を率い、最も複雑な問題を自らの手で解決することを確信しています。私たちは皆さんの成功を祈ります」と挨拶した。(「エトロフ・ニュース」テレグラム2024/4/24)

ベロウソワ議長(左)とオスキナ市長

択捉島「トップ」不在、5カ月ぶりに解消 ロシア・クリール地区長にオスキナ氏

(北海道新聞2024/4/25)

 ロシアが実効支配する北方領土択捉島を管轄するクリール地区行政府の新たな地区長が24日、就任した。昨年12月1日に前任のロコトフ地区長が辞職して以降、約5カ月間続いた島「トップ」の不在がようやく解消された。

 地区長の選考は公募制で、地元有識者らによる審査を経た候補者の中から地区議会の投票で決まる。地区行政は多額の負債があり道路整備が進まないなど多くの課題を抱え、選考は応募がなく2回延期されていた。

 就任したのは同島紗那(クリーリスク)出身の女性で、地区の検察庁捜査官や裁判長などを歴任したオスキナ氏。ロコトフ氏の辞任に伴って地区長代行を務めていた。24日の就任式で「私たちの国の小さな一部がより良くなるよう、あらゆる努力を惜しまない」と決意を語った。任期は5年間となる。

 

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