北方領土周辺に福島第一原発「処理水」到達の可能性 サンクト大学などが調査

タス通信は22日、福島第一原子力発電所から海洋に放出されている処理水により、クリル諸島(※千島列島)海域で「放射能汚染リスク」が高まる可能性があるという、サンクトペテルブルク国立大学などによる調査結果を報じた。研究者らが指摘したように、福島からの処理水の大部分は黒潮によって東の太平洋に向かって運ばれ、一部はクリル諸島に到達する可能性がある。モデリングによると、放出から13日後に南クリル漁区(※北方領土周辺海域)に到達し、汚染濃度のピークは 25 日目に発生するという。科学者らによると、汚染粒子の濃度が最大に達する8月下旬から10月下旬までの期間が特に懸念されるという。この時期は、クリル諸島南部(北方領土)海域での漁業にとって潜在的に最も危険な時期となる可能性があるとしている。同大学は今後、中国と共同で研究を行う予定。(sakh.online 2024/4/23)

 

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