サハリン州地方裁判所は、詐欺罪に問われた択捉島を管轄するクリル地区の元第1副市長オレグ・シュ・シュ・ジョン被告の控訴審で 日、懲役2年とした原判決を支持す判決を下した。被告は公職を利用した詐欺罪で告発され、昨年12月18日のクリル地方裁判所で2年の懲役刑が言い渡された。追加の懲罰として、被告は「一級法務参事官」の階級を剥奪された。(被告は管理部門で長く働き、数年間は地方検察官を務めた)。被告はサハリンの公判前拘置所に送られたが、判決を不服として控訴していた。控訴審で、主な処罰に関する第一審の評決は支持されたが、追加の懲罰については控訴裁判所が取り消した。被告は「一級法務参事官」の階級を回復し、検察官年金を受け取るなどすべての恩恵を享受する機会が得られることになる。(赤い灯台テレグラム2024/4/22)
元副市長は2021年11月、地元の学校周辺の歩道建設工事を巡り、知り合いの建設会社社長と共謀し、当初25万3,000ルーブルだった工事費を17万7,000ルーブル水増しして約43万ルーブルとする契約書類を偽造した。建設会社の社長は、建設中だった元副市長の家の前払い金として、水増しした金の一部を受け取っていた。建設会社社長に罪を認め執行猶予付きの判決を受けた。(sakh.online 2024/4/24)
コメント