ユジノサハリンスク地方裁判所は、国後島の近海でホタテ4.5トン以上を違法に漁獲していたサハリンの漁業会社に損害賠償と罰金を合わせて630万ルーブル以上の支払いを命じた。同社は2021年末、国後島の近海で違法な漁法(桁網)を用いて4.5トンを超えるホタテを漁獲。事件を捜査した択捉島のゴリャチエ・クリュチ(瀬石温泉)の軍検察当局は、違法行為が水生生物資源の減少と生育地の破壊を招き、被害額は約400万ルーブルに上ったとして、損害賠償を求める訴えを起こしていた。同地裁は軍検察当局の訴えを認め、同社に被害額の支払いを命じるとともに、漁業規則違反により、230万ルーブル以上の罰金を課した。(サハリン・メディア2024/5/2)
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