国後島で生まれたシマフクロウのヒナがクリル自然保護区からモスクワ動物園の希少動物繁殖センターに移送される。モスクワ動物園のパベル・ロシュコフ副園長が明らかにした。ロシュコフ副園長は、モスクワから100km離れたモスクワ動物園の一部門である希少動物繁殖センターの出身。「シマフクロウは希少な鳥類のひとつで、私たちは2018年に繁殖プログラムを立ち上げた。この島は北海道と国後島という狭い地域にしか生息しておらず、その総数は 200 羽を超えない。鳥類の個体群を作成することで、自然災害が発生した場合でも種を保存することができる」という。ヒナは、まずユジノサハリンスク動物園に送られ、その後モスクワに移送される。希少動物繁殖センターで、シマフクロウは特別な設備が整ったゲージに収容される。「以前、国後島から持ち込こんだシマフクロウから2つのつがいが誕生した。この1~2年のうちにつがいが増えることを願っている」と副園長は付け加えた。(南クリル地区テレグラム2024/5/13)
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