北方領土・貝殻島周辺海域でロシア側に採取権料を支払って日本漁船が操業するコンブ漁を巡り、操業条件を決める日ロ交渉が17日、妥結した。今年は昨年より217万円少ない8037万円を支払い、コンブなど褐藻類の採取量は91トン少ない3360トン。漁は6月1日に解禁を迎える。(北海道新聞2024/5/18)
北海道水産会(札幌)が発表した。操業期間は例年と同じ6月1日~9月30日。操業隻数は昨年より9隻少ない195隻となる。水産関係の試験研究費などに活用されるロシア側への機材供与は前年と同じ350万円だった。
貝殻島は本土最東端の納沙布岬から3.7キロ。交渉は、日本側(代表・道水産会の山崎峰男副会長)とロシア側(代表・連邦漁業庁のクズネツォフ船団・港湾・国際協力局国際組織課長)が16日から、東京とモスクワを結んでオンラインで行った。
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