北方四島含む千島列島のTOR・免税特区 32プロジェクト総投資額195億ルーブル 

クリル諸島(北方四島を含む千島列島)の経済・税制特区への投資額は195億ルーブルを超えている–。極東北極圏開発公社のニコライ・ザプリャガエフ総裁はサンクトペテルブルク国際経済フォーラムでタス通信のインタビューで述べた。クリル諸島には、優先的社会経済発展区域(TOR「クリル」)と特別税制(免税特区)という2つの優遇制度が適用されている。ザプリャガエフ総裁は「現在、主に観光部門で32のプロジェクトが実施されており、総投資額は195億ルーブルを超えている。また廃棄物処理のプロジェクトがあり、(手つかずの自然が残る)ユニークな地域にとって非常に重要な取り組みだ」と語った。クリル諸島でプロジェクトを実施する企業に対する免税制度は2022年に導入された。起業家は20年間、所得税と財産税の支払いが免除され、輸送税と土地税もゼロになり、保険料は7.6%に設定されている。クリル諸島の投資可能性は、水産加工、エネルギー、観光およびレクリエーションサービス、輸送、物流などの分野にある。(タス通信2024/6/5)

 

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