択捉島を管轄するクリル地区行政府の第一副市長にクリル地区の検察官を務めた択捉島出身のイゴーリ・ヴャチェスラヴォヴィチ・トゥリン氏が選任された。6日に開催された第14回クリル地区議会に、アンナ・オスキナ市長が提案し、満場一致で同意を得た。トゥリン氏はクリリスク(紗那)生まれで、1998年に内務省極東法学院を卒業し、弁護士資格を持っている。内務機関、検察庁(クリル地区の検察官に昇進)で働き、行政機関に移る前は法律実務に従事し、サハリン弁護士会の会員だった。地区議会のタチアナ・ベロウソワ議長は「第一副市長には、行政の規律と仕事の質に注意を払ってほしいと願っている。これが最も弱い部分であり、仕事の質が年々低下している。これは意見ではなく、将来への希望だ」と述べた。法執行機関や司法部門の出身者を行政の要職に任命するのはロシア全土の傾向であり、この点ではクリル地区も例外ではない。過去 5 人の第一副市長のうち、司法・警察関係でないのは1人だけだった。オスキナ市長はクリル地方裁判所の所長だった。(赤い灯台2024/6/7)
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