択捉島に今夏、24室の新しいホテルがオープン アイヌ料理の提供も…

択捉島に導入されている免税特区の枠組みで、ウタリ社がホテル「カムイ・コタン・ビュー・ホテル」の建設を進めている。レストランとバーを備えた新しいホテルは24室あり、今夏最初の観光客を迎える予定。建設費1億3,000万ルーブルのうち、自己資金は約1億ルーブルで、極東北極圏開発公社(KRDV)が3,000万ルーブルを支援した。ウタリ社のゲルマン・ヴァシュフニク代表は「これは当社の観光プロジェクトの第1段階です。主要な建設と設置作業はほぼ完了しており、6 棟のコテージが完成しています。天然素材を使用しているため、ホテルは周囲の自然に溶け込んでいます。間もなく、ボグダン・フメリニツキー火山(散布山)など択捉島雄大な景色が見られる二重ガラス窓の設置が始まります。すでに夏季は予約で一杯です。スタッフと料理人はイルクーツクなど本土からやってきます」と話している。同社はシーズンが終了する11月からプロジェクトの第2段階の準備を始めるという。「部屋数を増やし、独自のボートを購入します。次のシーズンまでに、独自の観光アクティビティを開発し、ホテル内のレストランを立ち上げます。アイヌ料理に重点を置いたユニークなメニューで、ゲストだけでなく島の住民も喜ばせることができると思います」とヴァシュフニク代表は付け加えた。2022年にクリル諸島に特別税制が創設された。運用開始から2年間で24の企業が指定を受け、20年間ほぼすべての税金の支払いが免除されるほか、投資プロジェクトを実施するための土地の提供や自由関税地域手続きの適用など行政上の優遇措置が提供される。24の投資家のうち、大多数は観光分野のプロジェクトで、投資総額は50億ルーブルを超え、400人以上の新規雇用が創出される。(astv.ru 2024/6/24)

 

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