千島列島中部のウルップ島海域で530頭のラッコ確認 推定分布密度1㎡あたり3頭強

自然と人間財団が千島列島中部のウルップ島海域で実施したラッコの生息調査の結果を発表した。科学者たちは島の海岸線に沿って175キロを歩き、530頭以上のラッコを記録した。調査に参加したロシア科学アカデミーのA.N.セヴェルツォフ氏、生態進化研究所のスベトラーナ・アルテミエワ氏は「きまぐれな天候にもかかわらず、ラッコの分布密度を推定することができました。その数字は昨年の結果とほぼ一致しています。1平方キロメートルあたり3頭強です。これは、この地域の安定した集団形成を裏付けており、動物たちがこの地域で快適に過ごしていることを示しています」と語った。同時に、科学者たちは、北クリル(北千島)、カムチャッカ半島、コマンドルスキー諸島における近年のラッコの減少を「壊滅的」と表現し、ウルップ島周辺でラッコを保護するための追加措置が極めて重要になっていると強調した。(リア・ノーボスチ2024/8/1)

 

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