北方四島　世代超え語りあい　2世や後継者、根室で初の懇親会

　千島歯舞諸島居住者連盟根室支部は20日の北方領土洋上慰霊の終了後、参加した元島民や後継者による懇親会を初めて開いた。根室市の千島会館に約20人が集まり、北方四島について世代を超えて語りあった。(北海道新聞釧路根室版2024/8/21)

　出身島ごとに座り、元島民や2世が見聞きした島の様子や役場などの資料から先祖を調べる方法などを共有した。祖父が歯舞群島多楽島、祖母が択捉島出身という江別市の大学生木村美月さん(21)は「祖父母からあまり話を聞いたことはなかった。ロシア人島民が日本人の墓の草刈りをした話が印象に残った。自分も北方領土に行ってみたい」と話した。