北方領土返還要求北海道・東北国民大会(実行委主催)が23日、札幌市中央区で開かれた。ロシアによるウクライナ侵攻から2年半の節目を翌日に控え、元島民ら約350人が四島返還へ決意を新たにした。(北海道新聞2024/8/24)
副大会長で北方領土復帰期成同盟の渡辺修介会長は政府に対し「ロシアとの交渉を強力に進め、領土問題の解決に向けて具体的な成果を得られるよう求める」と述べた。元島民代表として登壇した歯舞群島志発島出身の中村勝さん(86)=札幌市=は「いつまで待てば島が返ってくるのか。政府の外交交渉を信じながら、粘り強く返還を訴える」と力を込めた。
領土返還に向け、毅然(きぜん)と外交交渉に臨むことなど6点を政府に求める決議を採択した。
大会に先立ち、元島民ら約150人が札幌市中心部をデモ行進し、「北方領土を返せ」とシュプレヒコールを上げた。
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