9月3日の対日戦勝記念日に、択捉島に駐屯する第18機関銃砲兵師団の部隊がクリリスク(紗那)でパレードを行った。自動車化小銃兵、警備中隊、太平洋艦隊の水兵、戦車兵、砲兵らが参加。パレードに先立って行われた式典では、第18機関銃砲兵師団の指揮官アンドレイ・アルヒーポフ親衛大佐が、サハリンとクリル諸島(北方四島を含む千島列島)を解放したソ連軍兵士の勇気を称え「勝利した人々に栄光あれ!万歳、同志たち!」と叫ぶと、広場にいたパレード参加者から歓声が上がった。アンナ・オスキナ市長は、日本の敗北は極東における長年の侵略政策の当然の帰結であると指摘した。「可能な限り最短の時間で日本軍は敗北し、9月2日にアメリカの戦艦ミズーリ号上で無条件降伏文書に調印し、ソ連は日露戦争中に失われたすべての領土を取り戻した。私たちは祖父と父を誇りに思う。私たちの血管には勝利者の血が流れている。勝利は常に私たちのものとなる!」と述べた。タチアナ・ベロウソワ地区議会議長は、この祝日の名称が「軍国主義的な日本に対する勝利の日」に戻ったことに満足の意を示した。「90年代以降、サハリン州議会の議員たちは、極東における私たちの勝利の日を9月3日の戻そうと努めてきた。しかし、権力の上層部は、日本との善隣関係についてまだ幻想を抱いており、それを時期尚早とみなした。今、日本は積極的に軍備を増強しており、隣国の歴史の記憶が悪化しているのは明らかだ」と述べた。(赤い灯台テレグラム2024/9/3)
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