【根室】北方領土返還と日ロ平和条約締結を求める連合主催の「2024平和ノサップ集会」が8日、根室市納沙布岬の望郷の岬公園で開かれた。全国の労働組合員ら728人が参加し、返還運動の継続を呼び掛けた。(北海道新聞デジタル2024/9/9)
連合の清水秀行事務局長はロシアによるウクライナ侵攻以降、北方四島ビザなし交流や墓参などの中止が続く日ロ関係について「1956年の国交回復以降、最悪の状況」と指摘。元島民の平均年齢が88歳を超えたことに触れ「日本政府には粘り強い外交努力を求める」と訴えた。
元島民を代表し択捉島出身の鈴木咲子さん(85)=根室市=が登壇し「他界した多くの同胞たちの墓前に良い知らせを報告するまで、返還要求運動の火を消すことなく北方領土問題の早期解決の声を上げ、まっしぐらに進んでいく」と語った。
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