北方四島の元島民などでつくる「千島歯舞諸島居住者連盟」の理事長を8年間にわたって務め、返還運動に取り組んだ脇紀美夫さんが26日未明、亡くなりました。83歳でした。脇紀美夫さんは北方四島の国後島の留夜別村出身で、旧ソビエト軍が島を占領したあと、強制的に退去させられました。その後、故郷の島を間近にのぞむ道東の羅臼町に移り、2003年・平成15年から3期にわたり町長を務めました。2015年・平成27年には北方四島の元島民などでつくる「千島歯舞諸島居住者連盟」の理事長に就任し、北方領土の返還運動の先頭に立ってきました。脇さんは去年5月に理事長を退任し、地元の羅臼町で語り部などの活動を行っていましたが、「千島歯舞諸島居住者連盟」によりますと、26日午前1時すぎ、釧路市内の病院で亡くなったということです。83歳でした。(NHK北海道 NEWS WEB 2024/8/26)
千島歯舞諸島居住者連盟 脇紀美夫前理事長 死去 国後島出身|NHK 北海道のニュース
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