貝殻島灯台の修理終了 ロシア側が伝達 コンブ漁近く再開へ

 外務省は19日、北方領土歯舞群島貝殻島灯台について、ロシア側から修理が終わったと連絡があったことを明らかにした。ロシア外務省は7月12日、灯台の修理のため、同月15日から貝殻島周辺での日本漁船によるコンブ漁を停止すると発表していた。(北海道新聞2024/8/20)

 日本側窓口の北海道水産会(札幌)によると、ロシア漁業庁から8月10日に漁を再開していいと通知があった。歯舞漁協が20日、操業海域を示すブイを設置する予定で、早ければ21日にも操業を再開する見通し。漁期は9月末まで。

 灯台は2014年11月から明かりが消えた状態が続いていたが、昨年8月に約9年ぶりに点灯。今年の6月中旬に再び明かりが消え、日本外務省が6月17日、実効支配するロシア側に航行の安全確保の観点から早急に復旧するよう申し入れていた。

 貝殻島灯台を巡っては、根室海上保安部の巡視船が8月15日にロシア国旗が掲げられていることを確認している。

ロシア国旗が掲げられた貝殻島灯台=17日午後3時20分(小川正成撮影)

 

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