国後島のユジノクリリスク(古釜布)で23日、サハリン州内の8つ中等学校の生徒が基礎的軍事訓練の成果を競う地域愛国集会が終了した。生徒たちは5日間にわたり、身体トレーニングや武器の取り扱い、軍事的知識などの能力を競い合い、択捉島クリリスク(紗那)のチームが優勝した。地域愛国集会は国後島で初めて開催されたもので、サハリン本島のユジノサハリンスク、オハ、キロフスキー、マカロフのほか択捉島クリリスク、色丹島マロクリリスコエ(斜古丹)の8校が参加。ゴミレフスキー市長は「来年は大祖国戦争勝利80周年を迎える。皆さんには愛国心を育み、祖国を守るために立ち上がった人々のことを忘れないでほしい」と挨拶。サハリン州教育省のドミトリー・スメカロフ副大臣は「学校では基礎的軍事訓練に関する科目が導入されている。祖国を愛し、発展させ、そして守っていこう」と激励した。愛国集会は「悪魔の指(ローソク岩)」の近くで盛大なお別れの焚き火で幕を閉じた。(南クリル地区行政府テレグラム2024/5/24)
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