四島返還へ多世代交流 根室・かけはしの会 担い手育てる新事業

 【根室】千島歯舞諸島居住者連盟根室支部の元島民後継者らでつくる「かけはしの会」(会員92人)は本年度、元島民と後継者、中学、高校生の4者で多世代交流しながら運動の担い手を育成する新規事業を行う。(北海道新聞根室版2024/5/17)

 11日、根室市内の千島会館で開いた本年度総会で決めた。約20人が参加した総会の冒頭、昨年7月に65歳で亡くなった元国後島民2世の法月信幸前会長に黙とうした。本年度は元島民体験談のマンガ化や署名活動、九州への後継者キャラバン派遣などに引き続き取り組む。4者交流は出前講座などを検討している。

 高橋隆一会長代行(62)は「元島民の望郷の念を受けつぎ、諦めることなく返還要求運動を展開したい。若者の関心が薄れる中でも新たな人材を掘り起こす」と述べた。

         返還運動への決意を述べる高橋隆一会長代行

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