国後島と色丹島の季節学的な「春」は3月28日に訪れた。4月に入ると、空き地や木々の間にはサクラソウが咲き誇り、ストルボフスカヤ・エコトレイルではフキも開花。ミズバショウ、カタオカソウ、スズラン、エゾエンゴサク…春一番の花々が競うように一斉に咲いている。(クリル自然保護区ウエブサイト2024/4/27)
ミズバショウは、ギリシャ語に由来し、「マントを失う人」を意味する。2022 年 5 月。写真:エレナ・ミシュトゥギナ。
エゾエンゴサク(Corydalis ambigua)。花の色は淡いライラックから明るい紫までさまざま。 ゴロヴニノ火山(泊山)のカルデラ。2024 年 4 月 23 日。写真:セルゲイ・ステファノフ。
キバナノアマナ。地球上で最も小さなユリ。2024 年 4 月 25 日。写真: セルゲイ・ステファノフ。
カタクリは国後島とウルップ島でのみ見られる花で、サハリン州とロシア連邦のレッドブックに記載されている。2023 年 4 月 25 日。写真:セルゲイ・ステファノフ。
ヒメイチゲ(Anemonoides debilis)。2024 年 4 月 26 日。写真:アナスタシア・ツィデンコワ
フクジュソウ。枯れ草を背景に映える鮮やかな黄色の花は、春の到来を象徴している。2024 年 4 月 12 日。写真:アナスタシア・ツィデンコワ
ラッパスイセンは、地元の人々にとって観賞用植物として親しみのある花だ。2024 年 4 月 26 日。写真:アナスタシア・ツィデンコワ
カタオカソウはサハリン州のレッドブックに記載されている。クリル諸島(千島列島)でのみ自生。国後島で見られず、色丹島の小クリル自然保護区に自生している。2004 年 5 月 2 日。写真: アンドレイ・ダネリア。
ユキワリコザクラ(Primula fauriei)は、海岸の岩の多い斜面、岩場、草原などの乾燥した場所に生育する。国後島。2015 年 5 月 11 日。写真提供: エレナ・リンニク。
国後島のスズラン。2015 年 2 月 6 日。写真:ユーリー・スンドゥコフ。
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