【根室】千島歯舞諸島居住者連盟根室支部(会員485人)は、2024年度総会を根室市内の千島会館で開いた。北方領土元島民や後継者ら70人が出席し、本年度の事業として、北方領土墓参の早期再開に向けたロシアとの交渉を国や関係機関に求めていくことなどを決めた。(北海道新聞根室版2024/4/17)
14日に行われ、本年度は墓参をはじめとするビザなし渡航の早期再開に向けた交渉を国などに働きかけるほか、市民向けの研修会やラジオでの啓発に引き続き取り組む。
角鹿泰司支部長(歯舞群島勇留島出身)は領土問題を巡る日ロ交渉が中断した現状に「ビザなし交流や自由訪問で築いたロシア人島民との友好や親善、平和条約締結交渉への願いが一瞬にして振り出しに戻った」と述べ「受け継がれてきた返還運動を迷いなく続けていく」と強調した。(大井咲乃)
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