択捉島 2023年の犯罪件数82件 外国人と女性による犯罪増加

択捉島での2023年の犯罪件数は82件となり、前の年の92件から減少したが、女性や外国人労働者による犯罪が増えている。ロシア内務省クリル地区のセルゲイ・コノワロフ長官がクリル地区議会で報告した。加害者の人数は前年の46人から54人に増え、そのうち女性が12人(2022年は7人)だった。2023年の犯罪状況を特徴付ける重要な点の一つは、情報通信ネットワークを利用した詐欺事件だ。あらゆるレベルで積極的な予防活動が行われているにもかかわらず、詐欺事件は増え続けている(昨年は地区内で詐欺事件が10件発生し、最大の被害額は300万ルーブルだった)。さらに、外国人による犯罪は2022年はゼロだったが、2023年は5件発生した。このうち2件は重大犯罪だった。択捉島に来る外国人は働くためにやって来るが、労働許可書など関連書類が整うまでに長い時間がかかり、その間、仕事は出来ないという問題がある。2023年に移住サービスに登録した外国人は2,142人で、前年より791人増加している。(赤い灯台テレグラム2024/4/10)

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました