国後島南部のゴロヴニノ村(泊)に、新たな教育施設「中等学校と幼稚園の複合施設」が開校した。サハリン州政府によると、この施設はクリル諸島社会経済発展プログラムに基づいて建設された。校区のゴロヴニノと、隣接するドゥボボエ村の子供たちが通う。中等学校は定員60人で給食施設を備えているほか、食堂、講堂、体育館がある。40人の就学前児童を収容できる幼稚園が併設されている。敷地内には、柔らかい素材でできたスタジアム、サッカー場、バレーボールとバスケットボールのコート、陸上トラック、トレーニングエリアがある。南クリル地区のゴミレフスキー市長は「地元住民の決定により、新しい教育機関の名称が、19世紀初頭に活躍した有名なロシアの航海士ピョートル・リコルドにちなんで名付けられたことは非常に重要だ。それから200年以上経過したが、我々は建国の父たち、祖国の発展に計り知れない貢献をした人々を忘れてはならない」と語った。アナスタシア・モキナ校長は「本日、すべての教育基準を満たした新しい建物がオープンした。今、私たちはすべての要望が満たされた快適な勉強と仕事のための場を持つことが出来た」と喜んだ。新しい学校には15人の教師が雇用されており、うち4人はロシア本土から国後島に来た教師で、 南クリル地区行政府によって2 つの村にある快適なアパートが提供された。(asrv.ru 2024/4/5)
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