サハリンから乗客と食料を乗せた貨客船「アドミラル・ネベルスコイ」が26日、択捉島キトヴィ湾(内岡湾)に入港した。船は数日間、流氷のため港に入れず、状況が改善するのを待っていた。択捉島住民によると、流氷の接近で船が接岸できないケースは毎年発生しているという。今年は寒さによって状況がさらに悪化。この日、気温はマイナス18度まで下がった。住民は「(砕氷型の貨客船)イーゴリ・ファルフトジノフですら氷を突破できない時もあった。最近建造された新しい船(アドミラル・ネベルスコイ号、パベル・レオーノフ号)は、砕氷能力はもっと低いようで、このような天候の中で海岸に近づくのは問題があることが判明した」と話している。26日の択捉島は風が強く、流氷が割れて開氷面が現れた。「アドミラル・ネベルスコイ」はなんとか接岸することができた。前日から荷降ろしの機会を待っていた別の貨物船は、別の港に移動した。(citysakh.ru 2024/2/26)
※資料写真
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