「祖国防衛者の日」の前夜、ロシア軍が駐屯する択捉島ゴリャチエ・クリュチ(瀬石温泉)で、「母の心」と呼ばれる伝統的な集会が開かれた。この会を発案したのはロシア女性同盟クリル地方支部の女性たち。挨拶したクリル地区のアンナ・オスキナ市長代理は「兵役は祖国に対する特別な栄誉であり責任である」と兵士たちに祝福の言葉を述べた。女性たちは自家製の焼き菓子を振る舞い、困難な兵役の日々に慰めと支援の雰囲気を作り出そうと努めた。お茶会では、家族や恋人、兵士の人生、軍人の利益などについて率直な対話が続けられた。徴兵された兵士のかなりの部分が、そのまま契約軍人になるという。集いに参加した郷土博物館のエレナ・グルゾヴィコワ館長は「ロシア本土から来た男たちは択捉島への愛着を語ってくれたが、唯一不満を抱いていたのは、自分たちが奉仕している島のすべての美しさをまだ見ることができていないことだった」と語った。兵士の中にはギターを上手に弾いたり、詩を書いている若者もいた。(赤い灯台テレグラム2024/2/22)
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