国際関係を専門とするアジアの若手研究者が2日、根室市の納沙布岬を訪れて北方領土などを視察し、領土問題について説明を受けました。スリランカとフィリピン、それにインドの20代と30代の若手研究者3人はシンクタンクの日本国際問題研究所から招かれて全国各地を訪れ、日本が抱える領土問題について学んでいます。2日は根室市の納沙布岬を訪れ、歯舞群島の貝殻島や水晶島など間近に見える島々を視察しました。そして、近くにある「根室市北方領土資料館」で、元島民2世の館長から、▼根室市と北方領土の位置関係や▼日本人が住んでいたときの生活の様子などについて説明を受けました。3人の研究者は熱心にメモを取ったうえで、「元島民は全員が根室地方に住んでいるのか」とか「北方領土の返還に対して国際的な支援はあるのか」などと質問していました。日本国際問題研究所としては、視察を通じて日本の立場への国際的な理解を深めてもらいたい考えです。インドから参加したアンジャリ・クマリさんは「島を肉眼で見ることができたので、地理的に近いと理解できた。新しい知見を得ることができて啓発になった」と話していました。(NHK北海道 NEWS WEB 2023/11/2)
アジアの若手研究者 納沙布岬から北方領土視察 領土問題学ぶ|NHK 北海道のニュース
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