色丹島 ボランティア医師13人が島民2,055人を無料診察

10月の初めから色丹島を訪問していた医療・教育ボランティア「ロシアの国境」の医師たち13人が10間の滞在中、クラボザボツコエ(穴澗)の南クリル地区中央病院の分院を拠点に、2,055人の患者に対して無料診察を行った。島内に水産工場を持つギドロストロイグループと聖アンドリュー財団(モスクワ)が組織し、2007年から択捉島で始まり、色丹島で行われるのは3度目。島での活動中、国後島択捉島を結ぶ海底ケーブルが断線し、色丹島が世界から切り離されるアクシデントに見舞われた。色丹島には軍人や観光客を含めて約5,000人が住んでいるが、今回の遠征で医師たちは昨年より11%多い2,055人を診察した。期間中、病院の廊下は午前9時から午後6時まで患者で溢れ、夜遅くまで働く医師もいた。遠征隊の団長で、モスクワにあるロシア鉄道科学臨床センターの心臓専門医エレナ・ムラセエワ氏は「最終的に、多くの住民が受診したのは内分泌、婦人科、腫瘍、乳腺、消化器内科、神経内科だった。色丹島の人口の 30%は、動脈性高血圧症を患い、健康に無関心な 55 歳以上の人々だ」と指摘した。(sakhonline 2023/10/20)

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました