10月1日の日曜日は敬老の日。択捉島を管轄するクリル地区行政府は、高齢者をバランスキー火山(指臼山)の麓にある温泉施設「キピャシャヤ川」に招待した。バス3台を用意し、クリリスク(紗那)、レイドヴォ(別飛)だけでなく、遠隔地のゴルノエ村の高齢者も送迎した。中等学校の生徒たちやボランティアが高齢者一人一人に記念カードを渡し、お茶やベリーの入ったパイを振舞った。ゴルノエ村から参加した図書館のリュボフ・マルティノワ館長は「約10年前のバランスキーはゴミの山だったのに、こんなにきれいに整備されて。ギドロストロイの建設者たちがやったことを上から見たとき、息を呑んだ。この場所を整備するために、どれほどの労力とお金が必要だったことか」と感激の様子だった。医師2人が待機していたが、医療援助は必要なかった。(赤い灯台テレグラム2023/10/2)
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