国後島のクリル自然保護区 今年9月末までの観光客4,200人超 前年同期比20%増加

国後島は観光の島になりつつある。これが地元住民や観光客にとって良いことか悪いことかは別として、ロシア全土から自然の美しさと異国情緒を求めて南クリル諸島(北方四島)を目指す人々がますます増えている。クリル自然保護区のまとめでは、2023年9月末までに国後島にある保護区内の観光ルートを訪れた観光客は4,200人を超えた。2022年同期3,500人、2021年同期は3,000人だった。(保護区を訪れた観光客の数であり、国後島全体の数値ではないことに注意) 最も訪問者が多かったルートは、ゴロヴニン火山のカルデラだった。初めて国後島を訪れる観光客のほとんどが、島の南部に位置し、比較的アクセスしやすいゴロヴニン火山のカルデラとストルブチャティ岬(材木岩)を訪れる。メンデレーエフ火山 (羅臼山) も人気の観光地。国後島北部にあるチャチャ火山(爺爺岳)は、より準備が出来た上級者向けだ。ここ数年、観光客が著しく増加している。ペスチノエ湖(東沸湖)は、クリル自然保護区が観光客向けに提供している新しい観光ルートだが、まだあまり知られていない。整備が始まったばかりで、国後島南部の他のルートに比べて行き方が難しい。(クリル自然保護区ウエブサイト2023/9/26)

クリルの森を抜けてメンデレーエフ火山(羅臼山)の北西に出るルート

「ゴロヴニン火山のカルデラ」ルートにあるキピャシチェエ湖(ポントウ沼) 

ペスチノエ湖(東沸湖)

ゴロヴニン火山(泊山)のカルデラ

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