ウクライナで重傷を負って退役した国後島出身の兵士が帰郷の途へ

ウクライナでの特別軍事作戦で重傷を負って退役した国後島出身の兵士が祖国防衛財団の支援を受け、帰郷の途についている。チンギス・カチキノフさんは昨年夏の戦闘で重度の脳震盪を起こした。今年8月、サンクトペテルブルクで複数回手術を受けたが、医学的理由で飛行機に乗ることが出来ず、国後島ユジノクリリスク(古釜布)まで陸路と海路で移動しなければならなかった。サンクトからハバロフスク地方のワニノ港まで10日間かかり、そこからフェリーでサハリン・ホルムスクへ向かう予定だったが、チケットは向こう何日分も売り切れ、足止めをくっていた。帰郷を待つ妻のベラさんは祖国擁護財団サハリン支部に支援を求めた。同支部がホルムスク地区行政府や地方運輸省、海運会社、サハリン州政府などと協議した結果、就航したばかりの新フェリー「アレクサンダー・ディーヴ」に乗船してサハリンに到着。出迎えた妻子と再会を果たした。数日中にコルサコフ港からユジノクリリスクに向けて出発するチンギスさんは「祖国防衛財団とこの状況から救ってくれたすべての人に感謝する」と話している。(astv.ru 2023/9/7)

 

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